こんばんは,いし胃腸科内科の松原央です.
今日も札幌市のワクチン助成についてです.
札幌市が,子宮頸がんワクチン,ヒブワクチン,小児用肺炎球菌ワクチンを
全額公費助成とするために,12月3日の補正予算案を追加提案する ことを
紹介しました.もちろん,新聞などのマスコミも大きく取り上げました.
そして,7日に厚生委員会,9日に本会議で議決することになっていました.
そうなると,10日の新聞かインターネットのニュースにでも載るのかな~
と期待していましたが,見つけることができませんでした.
決定事項だとしても,本当に議決されているのか確認したくて
やっとみつけたのが,札幌市議会議員の伊藤りち子さんのページ
10日の新着情報に以下の記事がありました.
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嬉しいお知らせです。
7日の厚生委員会で、日頃、市民のみなさん、新日本婦人の会のみなさんなどが
運動し、市議会に陳情してきた子宮頸がん予防ワクチン、ヒブ(髄膜炎)ワクチンと
小児用肺炎球菌ワクチンの全額公費助成が採決されました。
(対象年齢など詳しくはトピックスをご覧ください)
特に、子宮頸がんは20代、30代の女性では、がんの発症率が第1位になっている
ことや、ワクチンで唯一がんを予防できること、ワクチンの費用が3回接種して
4万円から6万円と高額であることなどから、多くの女性から公費助成を求める声が
寄せられていました。
高校1年生については1月から実施することもあり、3回接種するには半年かかる
ことから、高校2年生になって対象年齢を過ぎても、公費助成の対象になることが
明らかにされました。
今後、充実すべきことや改善すべきことなど課題もたくさんあると思いますが、実施
していく中で、具体的にみなさんから意見をお寄せいただきながら、その声を札幌市
に届けてさらに公費助成を広げていけるよう、引き続きみなさんと一緒に頑張りたい
と思います。
「白石区民報」10年12月12日付より
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7日の委員会議決のことを書かれていました.
また,トピックスには,『子宮頸がんワクチンなど3種が無償化』もありました.
3ワクチンは無事に公費助成されることが決まり,来年1月1日より
実施されるとのことです.それらに関する表を以下に載せます.
3ワクチンの助成について
子宮頸がんワクチン |
中学1年生~高校1年生の女子 半年で3回の接種が必要 |
全額(無償) |
ヒブワクチン |
生後2ヶ月~5歳未満乳児期 最大4回の接種が必要 |
全額(無償) |
小児用肺炎球菌ワクチン (七価ワクチン) |
生後2ヶ月~5歳未満乳児期 最大4回の接種が必要 |
全額(無償) |
※国が2分の1、市が2分の1を助成
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これで,ヒブと肺炎球菌による髄膜炎に罹かる子ども達が減ると期待できます.
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(おまけ)
トップにある議決一覧の一部は,札幌市議会のページから閲覧できる
平成22年第4回札幌市議会定例会のものです.
これをみると,本会議で可決されていますが,(共反対)ともあります.
第5号の内容はわかりませんが,どのように読み取るものなのでしょうかね?
複数の委員会の名があるので,その一部を反対したということかな?
公費助成が決定し,
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ほくよここ (金曜日, 17 12月 2010 18:36)
公費助成に関して、新聞報道が先なので私たちも情報不足で困っていました*
なので、とても役立つ内容ありがとうございます!
松原 央 (土曜日, 18 12月 2010 21:58)
このような情報こそ早く公開して欲しいですね.