こんばんは,いし胃腸科内科の小児科医の松原央です.
この2日ほど,更新をお休みしていました ヽ(T_T;)ノ
今日は,便の性状のお話です.
『いし胃腸科内科』ですので,便秘や下痢の患者さんがたくさん来ます.
いつも問診の中で,便の状態,色,臭いを聞いています.
もちろん,子どもの便に関しては,親御さんがオムツ換えでいつも見ているので,
いつもと比べ硬い,軟らかいの返事はすぐにしてくれます.
しかし,大人の場合,色や臭いは他人と比較するものではないので,
答えはすぐに返ってくるのですが,便が硬いか軟らかいかという質問には,
いつも「んっ!?」と一瞬の間があります.
みなさんが,そのような質問をされた場合にどのように答えますか?
いつもと比べ硬い,軟らかいはわかりますが,程度を表現するのは
難しいですよね.
そこで,最近使い出したので,下にあるブリストル便形状スケール.
日本医学会雑誌 137;過敏性腸症候群 update (2009)より
ブリストル大便スケールは,ブリストル大学のへーリング博士が考案したもので,
1990年の英国の医学誌に発表されました.
便のタイプを硬さ別にタイプ1からタイプ7までの7種類に分類しています.
この図を使用するようになって,患者さんも「いつも1か2」とか「6くらい」とか,
答えるようになり,問診がスムーズになりました.
みなさんの便は,どのタイプですか?
理想の便は,3または4です.
月刊ナーシング 28;84-89 (2008)
「コンチネンスケア12の疑問 其の九 排便のコンチネンスケアの実際」より
こちらは,看護師さん向けの雑誌にあったものです.
消化器管の通過時間も書かれていますが,便の図がマンガチックで,
わかりにくいかも!?
でも,リアル感がないので,目に優しいのかな?
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