おはようございます,いし胃腸科内科の松原央(まつばらひろし)です.
前回『小児の日本脳炎患者発生!』に続き,日本脳炎のデータです.
『国立感染症研究所』のホームページの感染症情報の
日本脳炎に関するページからの情報を表にしました.
画像を貼り付けたので,字が小さいところは図の下に
同じ文章を書き出しています.
沖縄県の1歳男児の例は含まれていませんが,
2005年以降の約6年半で5例の小児例が発生しています.
小児の発生地域は西日本だけですが,成人では茨城県でも発生しています.
夏休み中は,道外へ帰省したり,旅行する方が多くなると思います.
日本脳炎は,今なお国内で発生している病気ですので注意が必要です.
発病日をみて分かるように8,9,10月に集中して発生しています.
蚊の発生しやすい時期なので当然といえば当然です.
本来ならば夏前までに最低2回接種したほうが良いとされています.
今年は,もう時期が遅くなりましたが,これから接種を予定している方は,
来年春までに2回の接種を済ませましょう.
(注)年齢は発病時の年齢、小児症例はいずれも回復した。
2007年
2007年日本脳炎患者発生状況は,9例のうち石川県で2例,
愛知県で1例の報告があった点が特記すべき点である.
2006年
2006年の茨城県の症例が、2007年に広島県から報告されたため,
2007年の報告数は10となったが,ここでは実際の発生状況を記した.
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